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債権・債務とは?

Q.債権・債務とは?

A.債権とは,特定人に対して一定の行為又は給付を要求する法的権利のことをいう。 債務とは,特定人に対して一定の行為又は給付をしなければならない法的義務のことをいう。



債務とは・・・

債務とは,特定の人に対し,一定の行為・給付をしなければならない法的義務をいいます。 要するに,誰かに対して何かをしてあげなければいけない義務のことです。 債務を負っている人のことを,債務者といいます。



債権とは・・・

これに対し,債権とは,この債務の履行を受けることのできる法的権利のことをいいます。 債権を持っている人のことを,債権者といいます。



例えば・・・

借金を背負っている人の例でいうと,貸金業者など貸主は,お金を返してもらうという「債権」を持っています。 したがって,貸主は「債権者」です。

他方,借主は,お金を返さなければならないという「債務」を負っています。 したがって,借主は「債務者」です。

もちろん金銭債権・債務だけではありません。 例えば,建物の建築を頼む請負契約の場合(代金支払の点は考えないとして・・・),建築を注文する注文者は,債権者となります。 建築を請け負う請負人は,債務者となります。



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弁済とは?

Q.弁済とは?

A.債務の消滅に向けられた行為のことをいう。



弁済とは・・・

弁済とは,債務の消滅に向けられた行為のことをいいます。 債務の消滅を目的とした「履行」と同じ意味です。

こういうとちょっと難しく思われますが,具体例を挙げると,借金の返済です。 借金を返済すると借金債務は消滅しますから,これも弁済です。



弁済の効果・・・

言うまでも無く,弁済の効果は,「債務の消滅」です。 借金の返済を考えてもらえば分かるとおり,弁済によって債務はなくなるのです。



弁済の要件・・・

弁済は,債務の消滅に向けられた行為をすることが要件となります。 弁済する意思は必要とされておらず,客観的に債務の消滅に向けられた行為をすれば,弁済の効果は生じます。

もっとも,単に債務を履行すれば弁済となるわけではありません。 あくまで,債務の消滅に向けられていなければなりませんから,債務が消滅しないような履行は弁済とはいえません。

したがって,債務の本旨に従った履行でなければ,弁済ということはできないのです。




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保証とは?

Q.保証とは?

A.ある債権について,主たる債務者に代わって履行を行うことをいう。



保証とは・・・

保証とはどんなものかということは,一般的にもよく使われる言葉ですので,イメージはつかみやすいかと思います。

簡単に言うと,ある債務者債務の履行をしなかった場合に,代わりに債務の履行をすることをいいます。

例えば,AさんがBさんに100万円を貸しつけ,Cさんがこの貸付金を保証しました。 Bさんが100万円の支払いをしなかった場合,CさんがBさんの代わりにAさんに対して100万円を支払うことになります。

この場合のBさんを「主たる債務者」(略して「主債務者」。)といい,Cさんを「保証人」といいます。

保証は,あたかも保証人が主債務者に代わって債務を履行するという担保を差し入れているような効力を持っていることから,人的担保と呼ばれることがあります。



主債務と保証債務・・・

法的にみると,保証人が背負っている義務は,主債務者の債務そのものではありません。 保証人が背負っている義務は,主債務とは別個の「保証債務」です。

契約関係も,主債務者のそれとは異なります。 すなわち,保証人は主債務者との間で保証に関する契約(保証契約)を締結するわけではなく,保証人が契約を締結する相手方は,あくまでも債権者です。

したがって,債権者,債務者及び保証人の契約関係は,債権者と債務者との間の契約と,債権者と保証人との間の保証契約の2本ということになります。

ちなみに,場合によっては,債務者と保証人との間で保証人になってもらう契約が締結される場合もありますが,これはあくまで保証人になってもらう債権債務が発生するだけで,保証債務そのものが発生するわけではありません。




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利率とは?

Q.利率とは?

A.元本に対する利息の割合のことをいう。



利率とは・・・

利息とは,元本債権の所得として,元本債権額と存続期間とに比例して支払われる金銭その他の代替物をいうものとされています。 つまりは,元本の使用の対価として支払われる金銭等のことです。

貸金のような金銭債権の場合,これに対する利息は,元本金額の何%というような形で,固定金額ではなく,割合的に定められることが多いと思います。

このような元本に対する利息の割合のことを,「利率」といいます。




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遅延損害金(遅延利息)とは?

Q.遅延損害金(遅延利息)とは?

A.債務不履行(履行遅滞)に基づく損害賠償請求権のことをいう。 遅延利息と呼ばれることがあるが,利息とは法的性質を異にする。



遅延損害金とは・・・

遅延損害金とは,法的に言うと,債務不履行履行遅滞)に基づく損害賠償金のことです。 つまり,債務の履行を遅滞した場合に支払わなければならない損害賠償金のことをいいます。

遅延損害金の額は,利息と同じように一定の利率によって定められます。 そのため,「遅延利息」と呼ばれることがありますが,法的には遅延損害金と利息とは別のものです。



遅延損害金と利息の違い・・・

遅延損害金は,債務不履行に基づく損害賠償請求権ですが,利息は,あくまで元本の利用の対価です。 法的な性質がまったく異なります。

遅延損害金は,履行遅滞が成立すれば,当事者間で遅延損害金の約定を定めていなくても法律上当然に発生します。 しかし,利息は,法定利息の場合でない限り,利息契約を締結しなければ当然には発生しません。




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損害賠償額の予約とは?

Q.損害賠償額の予定とは?

A.当事者間で,契約によって,あらかじめ債務不履行による損害賠償が発生した場合に備え,その損害賠償の額を予定しておくことをいう。



損害賠償額の予定とは・・・

【民法 第420条】
1 当事者は,債務の不履行について損害賠償の額を予定することができる。この場合において、裁判所は,その額を増減することができない。
2 賠償額の予定は,履行の請求又は解除権の行使を妨げない。
3 違約金は,賠償額の予定と推定する。



現代社会では,原則として,当事者間で契約を自由に定めることができます。 これを「契約自由の原則」といいます。

損害賠償の額についても同様です。 すなわち,契約によって,あらかじめ債務不履行による損害賠償が発生した場合に備え,その損害賠償の額を予定しておくことができます。 これを「損害賠償額の予定」といいます。



損害賠償額の予定の効力・・・

損害賠償額の予定が成立すると,その予定は,裁判所をも拘束します。 すなわち,裁判所は,当事者間で予定した損害賠償額と異なる額を認定することができなくなります。

例えば,当事者間で,損害賠償額として年10%と予定した場合,裁判所は,その予定があったことが認められる限り,損害賠償額は年10%と判断しなければならず,年15%であるとか,100万円であるとかいった判断をすることができなくなるのです。

もっとも,損害賠償額の予定はあくまで損害賠償に関する問題ですから,債務不履行の効果としての履行の請求解除権の行使には影響がありません。

すなわち,損害賠償額の予定があったとしても,債務不履行があった場合,債権者は,損害賠償ではなく履行を請求したり,契約を解除したりすることは自由にでき,損害賠償の請求をしなければならないということはありません。



損害賠償額の予約の要件・・・

損害賠償額の予定の効力が発生するためには,当事者間で損害賠償の予約をすること,つまり,損害賠償額の予約契約を締結することだけで足ります。



違約金・・・

よく契約において違約金というものが定められます。 つまり,約束を破った場合には,一定のお金を支払うという約定です。

この違約金の約定は,特別な理由のない限り,損害賠償額の予定をしたものと推定されます。 したがって,裁判所はこの約定に拘束され,また,この約定があっても,債権者は自由に履行請求や解除権行使をすることができるということです。

もっとも,あくまで「推定」ですから,特別な理由があってこれは損害賠償額の予約とは違うということを主張・立証すれば,推定を覆すことができます。



違約金の約定が損害賠償額の予定ではない場合・・・

例えば,違約金は債務不履行に基づく損害賠償という意味ではなくて,あくまで約束を破ったことに対する制裁的な意味を持つ違約罰である場合などです。

違約金の約定がこの違約罰の約定である場合には,債務不履行があった場合,債権者は,違約罰を請求できるほかに,さらに損害賠償を請求することができることになります。

また,違約金が債務の履行に代わるものであるという場合もあります。 つまり,債務者が債務を履行できなかった場合でも,違約金さえ支払えば債務を免れ,損害賠償や履行請求などの債務不履行責任を負わなくて済むという意味での違約金の約定であるという場合です。




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債務不履行とは?

Q.債務不履行とは?

A.債務が履行されないことをいう。 債務不履行の形態としては,履行遅滞,履行不能及び不完全履行の3つの形態がある。



債務不履行とは・・・

債務不履行とは,文字どおり,債務履行されないことをいいます。

当たり前のことですが,債務の不履行が放置されていては,社会秩序は到底維持できませんし,取引社会,ひいては資本主義社会そのものが崩壊してしまいます。

そのため,債務不履行があった場合,債権者は,債務者に対して債務不履行の責任を問うことができるとされています。



債務不履行の形態・・・

債務不履行には,一般に3つの形態があるとされています。 それは,「履行遅滞」,「履行不能」及び「不完全履行」の3つの形態です。

履行遅滞とは,債務の履行期限までに債務の履行をしなかったことをいいます。期限を守るのは取引において当たり前のことですから,期限を守れなかった場合には債務不履行の責任を負うことになるのです。

履行不能とは,債務の履行が不可能になってしまうことをいいます。 最も分かりやすい債務不履行形態ということがいえるでしょう。

不完全履行とは,債務の履行はしたものの,履行が不完全であったということです。 債務はきちんと履行されなければ意味がありませんから,中途半端な履行では履行していないのと同じです。 そのため,不完全履行も債務不履行の1つとされます。



過失責任の原則・・・

上記の履行遅滞,履行不能及び不完全履行について責任を問うためには,原則として,債務者に故意過失があることが必要となります。

単に期限を徒過しただけでも,履行が不能になっただけでも,履行が不完全であっただけでも債務不履行の法的責任を問うことはできません。

期限を徒過したこと,履行が不能になったこと,履行が不完全であったことについて,債務者に故意や過失がない限り,その責任を問うことはできないのです。

というのも,不可抗力によって期限を徒過したり,履行が不能になったり,履行が不完全になったりした場合にまで,債務者のせいにするというのは,あまりに酷だからです。

このような債務者の故意や過失のことを「帰責事由」と呼びます。 債務者の「責め」に「帰す」べき「事由」であることかこう呼ばれます。

そして,このように故意や過失などの帰責事由がない限り,債務者に法的責任を問うべきではないという考え方を,「過失責任の原則」といいます。




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プロフィール

シンマイ01

Author:シンマイ01

現在,東京都立川市で,LSC綜合法律事務所という個人の方・中小企業の方を対象とした法律事務所を経営している弁護士です。


法律問題,特に民事の問題でお悩みの方は,当ブログや姉妹ブログ,事務所のHPをご覧ください。もちろん,ご相談もお受けします。お気軽に,LSC綜合法律事務所までお問い合わせください。お待ちしております。


Takashi Shiga

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