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委任契約と雇用契約にはどのような異同があるのか?

Q.委任契約と雇用契約にはどのような異同があるのか?


A.いずれも労務供給型契約であり,諾成契約であるという共通点がある。しかし,委任契約では受任者が委任者の指揮命令監督を受けずに独立性をもって委任事務処理を行うことができるのに対し,雇用契約では被用者は使用者の指揮命令監督を受けるという相違点があり,また委任契約が原則として無償・片務契約であるのに対し,雇用契約は有償・双務契約であるという相違点もある。



委任契約と雇用契約の共通点


委任契約雇用契約は,いずれも他人の労務の提供を受けるという点で共通しています。このような類型の契約を労務供給契約と呼ぶことがあります。


例えば,委任契約の場合であれば,弁護士が法律業務の委任を受ける場合が典型的です。雇用契約であれば,会社のために業務に従事する場合が典型的でしょう。


また,委任契約ともに,書面作成や物の授受などがなくても約束をしただけで契約が成立する諾成契約であるという点でも共通性があります。



委任契約と雇用契約の相違点


上記のとおり,委任契約と雇用契約とは,労務供給型の契約であるという点で共通点があります。


しかし,この2つの契約には,実は大きな違いがあります。それは,契約当事者間の関係性です。


雇用契約の場合,被用者(労働者)は,使用者の指揮命令監督のもとに労務に従事しなければなりません。つまり,被用者側には,(ある程度の裁量は認められる場合があるとしても)使用者の指示を無視したり,使用者の監督を排除したりすることができないのです。


他方,委任契約の場合はどうかというと,委任契約の場合には,受任者はあくまで自分の判断で委任業務を処理することができます。つまり,委任者の指揮命令監督を受けずに業務を処理することができる独立性があるということです(ただし,当然ですが,委任の趣旨に反するような業務処理は許されません。)。


また,雇用契約は,労務の提供に対して使用者は報酬を支払わなければならない有償契約ですが,委任契約は原則として無償の契約とされています(ただし,委任の場合も有償とすることは可能です。)。


さらに,雇用契約は,使用者には報酬支払義務が,被用者には労務の提供義務があるので,双務契約であるとされていますが,委任契約は,原則として受任者が委任事務処理をする義務があるだけの片務契約とされています(ただし,有償の委任契約の場合には,委任者にも報酬支払義務が発生するので,双務契約となります。)。






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プロフィール

シンマイ01

Author:シンマイ01

現在,東京都立川市で,LSC綜合法律事務所という個人の方・中小企業の方を対象とした法律事務所を経営している弁護士です。


法律問題,特に民事の問題でお悩みの方は,当ブログや姉妹ブログ,事務所のHPをご覧ください。もちろん,ご相談もお受けします。お気軽に,LSC綜合法律事務所までお問い合わせください。お待ちしております。


Takashi Shiga

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