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消滅時効における時効中断事由となる「承認」とは?

Q.消滅時効における時効中断事由となる「承認」とは?

A.時効の利益を受ける当事者が,時効の援用によって不利益を受ける当事者に対し,権利の存在を認めることを表示することをいう。



消滅時効における「承認」とは・・・

消滅時効における「承認」とは,時効の利益を受ける当事者が,時効の援用によって不利益を受ける当事者に対し,権利の存在を認めることを表示することをいいます。

例えば,AさんはBさんから100万円の借金をしました。 その後,支払期限から9年が経過したときに,Aさんは,Bさんに対して,100万円の借金をしていることを認めました。

もし支払期限から10年が経過すれば,Aさんは消滅時効を援用することによって,借金を支払わなくて済んでしました。 つまり,Aさんは,借金が消滅するという消滅時効の利益を受ける当事者です。

他方,消滅時効を援用されていたら,Bさんは100万円を回収できなくなります。 したがって,Bさんは,時効の援用によって不利益を受ける当事者です。

そして,Aさんは,Bさんに対して100万円の借金をしていることを認めていますから,BさんのAさんに対する100万円の貸金債権の存在を認めることを表示したといえます。

したがって,この事例においては,借金の消滅時効は中断したことになるのです。

もっとも,この時効中断のときから,再度時効期間が進行するとされています。 したがって,さらに10年間,Aさんが何らの支払いもしなければ,Aさんはもう1度消滅時効を援用することができるようになります。



「承認」の具体例・・・

この「承認」の具体例としては,まずは単なる債務の承認があります。 要するに,単純に債務が残っていることを認めることです。

それから,支払猶予の申入れや分割払いの申入れなどです。 支払いを猶予して欲しいとか,支払いを分割払いにして欲しいというのは,債務が残っていることを前提とした話です。

債務が残っていないと思っていたら,支払猶予や分割払いなどそもそも申し入れないのですから。 したがって,これらの申入れも,債務の承認に当たるということができます。




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・・・離婚問題に興味をお持ちの方は,姉妹ブログ「離婚問題の取扱説明書」をご覧下さい。




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現在,東京都立川市で,LSC綜合法律事務所という個人の方・中小企業の方を対象とした法律事務所を経営している弁護士です。


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