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相続はいつから始まるのか?

Q.相続はいつから始まるのか?

A.ある人の「死亡」によって開始する。



相続の開始原因・・・

【民法 第882条】
相続は,死亡によって開始する。

相続が開始される原因のことを「相続開始原因」といいます。 相続開始原因は,ただ1つです。 すなわち,相続開始原因は,ある人の「死亡」によって始まります。

相続人が,被相続人の死亡を知っていたかどうか,遺産を欲していたかどうかなどは関係なく,被相続人が死亡すれば,自動的に相続が開始されます。 つまり,相続人の意思や内心などに関わりなく,被相続人が死亡すれば,相続は勝手に始まってしまっているのです。



「死亡」の時期・・・

【戸籍法 第86条】
1 死亡の届出は,届出義務者が,死亡の事実を知つた日から7日以内(国外で死亡があつたときは,その事実を知つた日から3箇月以内)に,これをしなければならない。
2 届書には,次の事項を記載し,診断書又は検案書を添附しなければならない。
 ① 死亡の年月日時分及び場所
 ② その他法務省令で定める事項
3 やむを得ない事由によつて診断書又は検案書を得ることができないときは,死亡の事実を証すべき書面を以てこれに代えることができる。この場合には,届書に診断書又は検案書を得ることができない事由を記載しなければならない。

相続開始原因である「死亡」の時期は,戸籍簿に記載された年月日時分をもって確定されます。 戸籍簿への記載は,原則として,医師作成の死亡診断書や検案書に基づいてなされることになります。

ただし,例外的な場合というか,ちょっと特殊な場合があります。 それは,「認定死亡」と「失踪宣告」です。

認定死亡とは,要するに,死亡した可能性が極めて高いという推測に基づいて,ある人が死亡したことを推定するという制度です。

他方,失踪宣告とは,ある人について7年以上生死が明らかでない場合又は危難が去った後1年以上生死が明らかでない場合に,家庭裁判所が,その人の「失踪」を宣告するという制度です。

失踪宣告がなされると,失踪宣告がなされると,7年満了時又は危難が去った時に,その人は死亡したものとみなされることになります。

両者は,死亡の推定とみなしという違いがありますが,いずれも,死亡と認定された人あるいは失踪宣告を受けた人が「死亡」したという扱いがなされることになります。

したがって,これらの場合は本当に死亡したのかどうか誰も確認していないのですが,死亡と扱われる結果,その人について相続が開始されることになります。




【関連書籍】






・・・交通事故問題に興味をお持ちの方は,姉妹ブログ「交通事故問題の取扱説明書」をご覧下さい。




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Author:シンマイ01

現在,東京都立川市で,LSC綜合法律事務所という個人の方・中小企業の方を対象とした法律事務所を経営している弁護士です。


法律問題,特に民事の問題でお悩みの方は,当ブログや姉妹ブログ,事務所のHPをご覧ください。もちろん,ご相談もお受けします。お気軽に,LSC綜合法律事務所までお問い合わせください。お待ちしております。


Takashi Shiga

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