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特殊の不法行為とは?

Q.特殊の不法行為とは?


A.不法行為の特殊類型。 一般不法行為とは異なり,現実の不法行為者以外の者に不法行為責任を負わせるものである。




特殊の不法行為とは・・・


不法行為の基本的類型は,民法第709条に規定されています。 すなわち,故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害する行為が不法行為の基本類型とされます。 一般不法行為と呼ばれることもあります。


しかし,不法行為の目的は損害の公平な分担にあります。 不法行為者に損害の責任を負担させるよりも,それ以外の者に損害の責任を負担させる方が公平である,と言える場合があります。


それが,特殊の不法行為と呼ばれる不法行為責任の特殊類型です。




特殊の不法行為の種類・・・


第1に,責任無能力者の監督義務者等の責任と呼ばれる特殊の不法行為があります。 これは,実際に不法行為をした者が未成年者であるなど,不法行為者自身が法的な責任をとれるような立場に無い場合に,その不法行為者を監督する義務がある者に不法行為責任を負わせるというものです。


例えば,未成年の子が何らかの不法行為を犯した場合に,その親権者が子に代わって責任を負うというような場合です。 監督義務者の責任と呼ばれています。


第2に,使用者責任と呼ばれる特殊の不法行為責任があります。 これは,被用者が不法行為をした場合に,その被用者の使用者が被用者に代わって,あるいは被用者とともに不法行為責任を負うというものです。


例えば,従業員が不法行為を犯した場合に,その従業員を雇っている使用者である事業主や会社が,その従業員に代わって又は一緒に責任を負うというものです。


ちょっと特殊なものとして,第3に,注文者の責任と呼ばれるものがあります。 これは,注文者が,請負人に対する注文や指図について過失があった場合は,その請負人が犯した不法行為について,注文者が不法行為責任を負うというものです。


第4に,工作物責任と呼ばれる特殊の不法行為があります。 これは,土地の工作物の設置等によって第三者に損害を与えた場合に,その工作物の所有者や占有者は,実際に自分で不法行為をしたものではないとしても,不法行為責任を負うというものです。


第5に,動物占有者の責任というものもあります。 これは,動物の占有者,つまり,ある動物を飼っている人は,その飼っている動物が他人に損害を与えた場合には不法行為責任を負うというものです。


上記の5つとはちょっと違いますが,共同不法行為という特殊の不法行為もあります。 これは,要するに,共同で他人に損害を与えた場合に,その不法行為者全員が共同して不法行為の責任を負うというものです。






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Author:シンマイ01

現在,東京都立川市で,LSC綜合法律事務所という個人の方・中小企業の方を対象とした法律事務所を経営している弁護士です。


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