スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

承諾転貸とは?

Q.承諾転貸とは?


A.賃貸借契約における賃借人が,賃貸借契約の目的物を第三者にさらに賃貸することを転貸借といい,その際に,原賃貸人がその転貸借に承諾をしていた場合を承諾転貸という。



承諾転貸とは


賃貸借契約における賃借人が,賃貸借契約の目的物を第三者にさらに賃貸することを「転貸借」といいます。いわゆる又貸しです。


この転貸借をする際に,もともとの賃貸借契約(原賃貸借)における賃貸人(原賃貸人)がその転貸を承諾していることを「承諾転貸」といい,原賃貸人の承諾なしに転貸借を行うことを「無断転貸」といいます。


例えば,Aさんが所有物甲をBさんに賃貸したとします。その甲を,BさんがCさんに賃貸しました。この際,Aさんが,BさんからCさんへの賃貸に承諾をしていた場合には承諾転貸となり,承諾していなければ無断転貸となります。



承諾転貸の法律関係


承諾転貸の場合,転貸借は有効に成立します。したがって,転貸人は,転借人に対して賃料を請求できますし,転借人は,転貸人に対して,目的物を使用収益させるように請求できるというわけです。もちろん,原賃貸借も有効ですので,賃貸人は,賃借人(転貸人)に対して賃料を請求でき,賃借人は賃貸人に対して,目的物を使用収益させるように請求できることになります。



転借人の義務


転借人は,契約の直接の相手方である転貸人に対してだけではなく,原賃貸人に対しても義務を負うものとされています。


つまり,転借人は,転貸人に対しても原賃貸人に対しても,目的物を適切に保管する善管注意義務や原状回復義務などを負うということになります。


また,転借人は,賃貸人に対しても賃料支払義務を負います。


もちろん,転貸人と原賃貸人の両方に常に賃料を支払わなければならないということではありません。あくまで,転借人が賃料を支払う相手方は転貸人であるのが原則です。


しかし,原賃借人(転貸人)が原賃貸人に対して賃料を支払わなかった場合,原賃貸人は,転借人に対して賃料の支払いを請求できることになっています。この場合,転借人は,すでに転貸人に賃料を支払っていたとしても,原賃貸人からの請求を拒むことはできないとされています。


この場合には,転借人は二重払いをしなければならないということになるのです。その場合,転借人は,二重払いした分を,転貸人に不当利得として返還請求することになるでしょう。


ただし,原賃貸人が請求できる賃料の金額は,あくまで原賃貸借契約における賃料額です。転貸借における転借料の金額を請求できるわけではありません。


例えば,前記の例でいうと,AB間の原賃貸借における賃料が10万円で,BC間の転貸借における転借料が20万円であったとしても,AさんがCさんに請求できる賃料の金額は10万円までということです。



賃貸借の終了と転貸借の法律関係


前記のとおり,転貸借が有効といっても,それはあくまで原賃貸借が有効に成立していることの上に成り立っているものにすぎません。原賃貸借がなくなれば,転貸借は基盤を失うということになります。


そのため,原賃貸借が終了すれば,原賃貸人は,目的物を使用収益している転借人に対し,目的物の返還や明け渡しを請求できるようになります。転借人は,転貸借契約があることを理由としてこれを拒むことはできません。


とはいえ,転貸借契約自体は有効に存続します。原賃貸人に対抗できないというだけです。したがって,原賃貸人に対して目的物を返還した場合,転借人は,転貸人に対して,転貸借契約における目的物を使用収益させる義務の不履行を理由として債務不履行責任を追及することができます。

関連記事
スポンサーサイト

Comment

2012.05.11 Fri 10:41  |  承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  • #
  • Edit

2012.06.06 Wed 19:23  |  承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  • #
  • Edit

2013.02.10 Sun 09:39  |  承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  • #
  • Edit

2014.08.05 Tue 23:27  |  承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  • #
  • Edit

2014.08.31 Sun 18:22  |  承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  • #
  • Edit






(編集・削除用)

Trackback

http://minnpou.blog81.fc2.com/tb.php/87-f97503d9

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

52. - - 

管理人の承認後に表示されます / 2012.10.29 03:28

プロフィール

シンマイ01

Author:シンマイ01

現在,東京都立川市で,LSC綜合法律事務所という個人の方・中小企業の方を対象とした法律事務所を経営している弁護士です。


法律問題,特に民事の問題でお悩みの方は,当ブログや姉妹ブログ,事務所のHPをご覧ください。もちろん,ご相談もお受けします。お気軽に,LSC綜合法律事務所までお問い合わせください。お待ちしております。


Takashi Shiga

全記事表示リンク

カテゴリ

最新記事

検索フォーム

ソーシャル

lsclawをフォローしましょう

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QRコード

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。